日曜劇場『VIVANT』で、野崎の相棒として強烈な存在感を放つドラム。スマートフォンの音声で会話する姿を見て、「演じているのは誰?」「本人もしゃべれないの?」と気になった方も多いのではないでしょうか。
ドラムを演じているのは、元大相撲力士の俳優・富栄(とみさかえ)ドラムさんです。検索すると「モンゴル人とのハーフ?」などの噂も見られますが、実際はどうなのでしょうか。
この記事では、富栄ドラムさんの本名・年齢・出身地をはじめ、13年間の力士経歴、俳優へ転身したきっかけ、しゃべらない理由、ハーフ説の真相を分かりやすく解説します。2026年に配信された『VIVANT』スピンオフの最新情報も紹介します。
結論:「ドラム」の正体は元大相撲力士の俳優・富栄ドラム
「ドラム」とは、TBS日曜劇場『VIVANT』でドラム役を演じた俳優・YouTuberの 富栄(とみさかえ)ドラムさんのことです。約13年間、大相撲の伊勢ヶ濱部屋に在籍した元力士という、俳優としては異色の経歴の持ち主です。
まずは基本プロフィールを一覧で確認しましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 芸名 | 富栄(とみさかえ)ドラム |
| 本名 | 冨田 龍太郎(とみた りゅうたろう) |
| 生年月日 | 1992年4月11日(34歳) |
| 出身地 | 兵庫県神戸市北区 |
| 身長 | 167.9cm |
| 前職 | 大相撲力士(伊勢ヶ濱部屋・四股名「富栄」) |
| 現在の活動 | 俳優・YouTuber |
| 代表作 | 『VIVANT』ドラム役、Netflix『サンクチュアリ -聖域-』 |

元力士だった13年間|四股名「富栄」としての相撲人生
富栄ドラムさんの正体を語るうえで欠かせないのが、大相撲力士としての13年間です。
中学時代に柔道を始め、中学3年生で出場した相撲大会をきっかけに、9代伊勢ヶ濱(元横綱・旭富士)にスカウトされて角界入りしました。2008年3月場所で初土俵を踏み、名門・伊勢ヶ濱部屋に所属。当初の四股名は本名の「冨田龍太郎」でしたが、のちに「富栄(とみさかえ)」へと改めています。
力士としての歩みは、次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所属部屋 | 伊勢ヶ濱部屋 |
| 四股名 | 富栄(とみさかえ) |
| 初土俵 | 2008年3月場所 |
| 最高位 | 東幕下6枚目(2018年11月場所) |
| 引退 | 2021年3月場所 |
| 付け人経験 | 横綱・日馬富士、照ノ富士 ほか |
注目すべきは、横綱・日馬富士や、のちに横綱へ昇進する照ノ富士の付け人を務めていたことです。角界のトップ力士を間近で支えてきた経験は、彼の礼儀正しさや存在感の土台になっているといえるでしょう。
引退の理由は、慢性的なケガと最愛の姉との別れ
華々しい転身の裏には、苦しい決断がありました。引退の主な理由は、腰と股関節の慢性的な痛みです。複数の治療院に通い、2回の手術を受けても痛みは改善せず、激しい稽古を続けることが難しくなっていきました。
さらに、心の面でも大きな出来事がありました。中日スポーツのインタビューで、彼は「一番応援してくれた姉が亡くなったんです」と、意気消沈していた当時を振り返っています。長年支えてくれた姉との別れも、力士人生に区切りをつける一因となったのです。

なぜ力士から俳優に?『VIVANT』ドラム役が生まれた経緯
「元力士が、なぜいきなり人気ドラマのレギュラーに?」という疑問の答えは、エキストラ募集への応募から始まる、まさにドラマのような展開にあります。
もともと子どもの頃からドラマを観るのが好きだったという富栄さん。相撲を辞めるにあたり、「これまで努力してきた経歴も含めて、自分の見た目や運動神経を活かしたい」と考えたとき、頭に浮かんだのが俳優の道でした。
『VIVANT』への参加は、当初はバルカ警察役のエキストラオーディションへの応募でした。ところが、演出を手がける福澤克雄監督の目に留まり、「役者としてやっていく覚悟があるなら、お前にもっとぴったりな役がある」と提案されたことが、ドラム役抜擢の決め手になったといいます。エキストラ志望から一転してレギュラー出演へ——本人も予想していなかった展開でした。
芸名「富栄ドラム」の由来
役名の「ドラム」を、そのまま芸名に採用したのにも理由があります。福澤監督がドラム役を「ドラム缶」からイメージして創作したことに加え、「富栄ドラム」という漢字とカタカナの組み合わせが視認性に優れていたことが決め手になりました。本人は「いつでも初心に戻って、あの時(ブレイクのきっかけ)を思い出せる」という思いを込めて、2023年2月にこの名を選んでいます。
「しゃべらない」のはなぜ?富栄ドラム本人は普通に話せます
『VIVANT』を観た多くの視聴者が抱く最大の疑問が、「ドラムはなぜしゃべらないのか?」そして「そもそも本人は話せるのか?」という点でしょう。ここを正確に整理します。
結論として、富栄ドラムさん本人は、まったく問題なく普通に会話ができます。
セリフがないのは、あくまで劇中キャラクター「ドラム」の設定です。ドラムは日本語を理解しながらも、自分の肉声ではなくスマートフォンの音声で会話するキャラクターとして描かれています。この独特の設定が、「役者本人も話せないのでは?」という誤解を広げてしまったのです。
実際には、富栄さんはラジオ番組などにも出演しており、普段は自然に会話をする人物です。「無口な大男」というイメージは、あくまで役柄が生み出したものだと理解しておきましょう。
「モンゴル人のハーフ?」という噂の真相
ネット上では「富栄ドラムはモンゴル人とのハーフではないか」という噂が複数のサイトで取り上げられています。しかし、この説は事実ではありません。
公式プロフィールが示すとおり、富栄ドラムさんは兵庫県神戸市北区出身、日本国籍の日本人です。ハーフやモンゴル出身といった事実を裏付ける公式情報は存在しません。
ではなぜ、こうした噂が広まったのでしょうか。明確な理由は特定されていませんが、劇中で演じた異国(バルカ)出身の役柄や、元力士ならではの恰幅の良い体格などが、こうした憶測を後押しした可能性が指摘されています。
いずれも本人の出自とは無関係な、イメージからくる憶測にすぎません。「ハーフ説」は誤情報であると押さえておきましょう。
【最新情報】スピンオフ『ドラム―VIVANT THE ORIGIN STORY―』でついに過去が明らかに
『VIVANT』第1シーズンでは謎に包まれていたドラムの過去が、ついに描かれました。スピンオフ作品 『ドラム―VIVANT THE ORIGIN STORY―』 です。
U-NEXTの公式発表によると、本作は第2シーズンの配信に先立ち、2026年7月12日よりU-NEXTにて独占見放題配信されました。全4話構成で、これまで多くを語られてこなかったドラムの「始まり」の物語が展開されます。
『VIVANT』のドラム役で一躍「時の人」となった富栄ドラムさん。元力士という唯一無二の経歴を武器に、スピンオフの主役を担うまでに存在感を高めています。今後の第2シーズンでの活躍からも、ますます目が離せません。
まとめ|「ドラム」の正体は、努力の人・富栄ドラム
最後に、「ドラム 何者?」の答えを整理します。
- 「ドラム」の正体は、俳優・YouTuberの 富栄(とみさかえ)ドラムさん(本名・冨田龍太郎)。
- 兵庫県神戸市北区出身の日本人で、「モンゴル人ハーフ説」は誤情報。
- 伊勢ヶ濱部屋で約13年活躍した元力士。腰・股関節のケガなどを理由に2021年に引退。
- 『VIVANT』へはエキストラ応募から異例の抜擢。役名を芸名に採用した。
- 劇中でしゃべらないのは役の設定で、本人は普通に会話できる。
- 2026年7月、スピンオフ『ドラム―VIVANT THE ORIGIN STORY―』がU-NEXTで配信され、過去が明らかに。
寡黙な大男の裏側には、13年間の相撲人生と、そこからの大胆な転身という「努力と挑戦の物語」がありました。これから『VIVANT』を観返すとき、ドラムというキャラクターがきっと今まで以上に魅力的に映るはずです。
参考文献









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